2017/01/22 16:20

みなさんこんにちは。
古来から日本人の生活文化に密接してきた植物である、竹や麻で物作りをしている工房ametutiのアキラです。

自然素材のお財布をお探しの方へ。



写真は青竹三本寄せ網代編み・大です。
山から伐採してきた青竹を磨き、ヒゴに加工し編んでいます。



内布・縁の素材は麻布(リネン布)を使用しています。



縁の縫製は革縫い用の極太ラミー糸を使い、手縫いで仕上げていますので、縫い目も味があり長く愛用できます。


竹と麻で出来た財布はあまり見かけないようです。
ネット検索で竹と麻の財布を探してみると自分の製作した物以外なかなか見当たらないので、竹と麻の財布製作の元祖になるかもしれません(笑)


ほとんどの方が自分の持つ財布を気にすると思います。
買い替えの時期や素材・色・形・大きさなど多くの要素があり考えすぎるときりがありません。
何事にもですが、自分の直感を信じるのが一番のようです。



風水などで調べてみると革の種類について色々書いてありますが、竹に関しての記述は見当たりません。


色々と見てゆくとここの記事に、『金運を呼ぶお財布の素材とは「自然素材」の物です。』とあります。
革よりも竹や麻の方が自然に近い物のように思います。
色に関する記述欄ですが、竹を表しているような気になる一行がありました。
『大地に根を張るような落ち着きと安定…。』
ご存知のように竹は大地に根を張り地下茎にて繁殖していきます。
真っ直ぐに伸びる竹は、生命力を象徴するおめでたい植物であり、使用している真竹は約120年のサイクルで開花し一生を終えるようです。
神秘的な植物です。

私たち日本人と竹や麻との関わりの歴史は古く、縄文時代の遺跡から出土しています。
戦後、石油製品などの大量生産品により竹や麻などの自然素材の活用は少なくなりましたが、ここにきて時代の変化と共に見直しが起こっているように思います。
この竹と麻の財布を持っていただければ自然素材の良さを感じていただけることと思います。

外部は竹でできています。
過度に力を加えると折れる恐れがありますので、素材の特性をご理解の上、ご使用願います。
竹部分は丁寧に使っていただければ長年使用していただけます。
麻布部分は竹に比べれば耐久性は長くありません。
今後はお客様の要望に応える為、麻布部分の張り替えが出来るよう検討していきます。

ご注文お待ちしています。